ハムスターの診療
可愛らしい姿と散歩などが不要で集合住宅などでも飼いやすく人気のペットです。ハムスターは人間の数倍~数十倍の速さで老化が進行します。 また、体調が悪くても本能的に体調不良を隠そうとするので病気の早期発見が困難な動物です。 少しでも気になる点がありましたら早めにご相談ください。
不正咬合
ハムスターの歯は一生伸び続けます。
そのため、ケージを噛む癖があったり、先天的な顎の問題などがあると歯の伸びる方向が変わってしまうことがあります。
不正咬合になると食事を摂ることができなくなったり、呼吸器症状や眼の異常が現れることもあります。お家で口の中を観察することは難しいので食事の食べ方などがおかしいと感じたら病院での診察をおすすめします。
腫瘍
高齢のハムスターには様々な種類の腫瘍が発生します。
ハムスターは麻酔のリスクが大きく犬や猫のように手術することが難しい場合もありますが、腫瘍の種類やハムスターの全身状態によって外科手術や投薬治療を行います。
冬眠
ハムスターは冬場に代謝を低下させて冬眠することがあります。
ゴールデンハムスターとジャンガリアンハムスターでは冬眠の方法が多少異なりますが、どちらも低温や日照時間、栄養状態などが関連する反応です。
飼育されているハムスターでは冬眠することは少ないですが、温かい環境で飼っているのに冬眠する場合は体調に問題がある可能性があるので注意してあげてください。