てんかんに対する新しい治療法

昨日は麻布大学の院内セミナーに参加してきました。

テーマは「てんかん外科」と「てんかん重積」です。

僕が飼っているチヒロもてんかんのお薬を飲んでいます。　チヒロは1種類のお薬を飲むだけで良好にコントロールできているのですが、中にはお薬を飲んでいても発作が抑えられない子もいます。

そのような子に対しては複数のお薬を併用したり、発作が起こった時に緊急で使用するお薬を常備していただいたりするのですが、手を尽くしても発作を抑えられない”難治性”てんかんの子も存在します。

お薬でコントロールできない難治性てんかんの子は動物本人だけでなく、発作を起こしている姿を見ることになるご家族にもつらい思いをさせてしまいます。

このような難治性てんかんに対する新しい治療法として、複数の大学・専門病院の神経科の先生達が共同で外科治療（手術）を行うことができるような体制を準備しています。　人間では難治性てんかんに対して様々な外科治療が行われているようですが、動物では殆ど行われることはありませんでした。　新しい治療法なのでいくつか問題点も有り、全ての難治性てんかんの子を手術で治療することができるわけではありませんが、これまでの方法では手がなかった子に対して新しい選択肢が出てきたことは喜ばしいことだと思います。

ジョン動物病院のブログをご覧いただきありがとうございます。

私たちは、東京都町田市にある『小さなことも大きなことも相談していただけるように取り組んでいる』動物病院です。

病院名は院長が初めて飼った犬で、獣医を志すきっかけともなったジョン君から名前をもらいました。純粋に動物のことが好きで獣医に憧れた初心を忘れず、動物と飼主様が共に幸せに過ごしていけるお手伝いをしていきたいと考えております。

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