犬の乳歯遺残

ワンちゃんの乳歯は本来は生後6~7ヶ月に抜けてしまうものですが、まれに乳歯が抜けずに永久歯と並んで生えてしまうことがあります。乳歯遺残はトイプードル、ヨークシャーテリア、チワワなど小型犬に多く見られます。

今回は3歳まで乳歯が残ってしまったワンちゃんの歯石除去と乳歯の抜歯を行いました。

左側の太い歯が永久歯で右の細い歯が乳歯です。 まだ3歳なのに大量の歯石が付着し、歯肉炎も起こしています。

まずは歯石を除去します。

次に乳歯を抜歯します。 今回のブログではわかりやすいように犬歯で説明しましたが、今回のワンちゃんは全部で8本の乳歯が残っていました。 乳歯が残っていると歯石が付きやすく、歯周病の原因となるだけでなく、不正咬合にもつながるので乳歯が残っている子はなるべく早い時期での抜歯をおすすめします。


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病院名は院長が初めて飼った犬で、獣医を志すきっかけともなったジョン君から名前をもらいました。 純粋に動物のことが好きで獣医に憧れた初心を忘れず、動物と飼主様が共に幸せに過ごしていけるお手伝いをしていきたいと考えております。

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