ワンちゃんの死亡率を18.3%低下させるには

昨年、アメリカで237万頭のワンちゃんの寿命、犬種、体格、体重、避妊・去勢手術の有無、動物病院への来院頻度、歯科スケーリングの頻度を調べた論文が発表されました。

その結果としてMix犬は純血種より寿命が長く、体格が小さいワンちゃんほど寿命が長く、避妊・去勢手術を受けたワンちゃんのほうが寿命が長いことがわかりました。 この点に関してはこれまでも同様の報告がされており、我々獣医師の感覚とも一致する結果です。

今回の論文でこれまでには報告されていなかった新しいデータとして、年に1回の歯科スケーリングを受けているワンちゃんは受けていないワンちゃんと比べて死亡リスクが18.3%低下することがわかりました。
死亡率が18%低下するというのはかなりインパクトのある数字です。

今回の論文ではなぜ死亡率が18%も低下するのかまでは触れられていませんが、原因としては次のようなことがあるのではないか?と考えました。
・きれいな歯を維持することで食欲が維持された。
・歯周病に起因する様々な病気が予防された。
・歯科スケーリング時に行う術前検査で歯・口以外の病気が早期発見された。
・定期的に歯科スケーリングを行うオーナー様は健康意識が高く、他の病気に対しても積極的に予防・治療を行っていた。

他にも原因があるのかもしれませんが、いずれにせよ年1回のスケーリングを受けているワンちゃんの死亡率が低いことは事実なのでワンちゃんと長く一緒に過ごしていくために定期的な歯科スケーリングをおすすめします。


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私たちは、東京都町田市にある『小さなことも大きなことも相談していただけるように取り組んでいる』 動物病院です。

病院名は院長が初めて飼った犬で、獣医を志すきっかけともなったジョン君から名前をもらいました。 純粋に動物のことが好きで獣医に憧れた初心を忘れず、動物と飼主様が共に幸せに過ごしていけるお手伝いをしていきたいと考えております。

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