犬の僧帽弁閉鎖不全症

今月からうちの子になったチヒロちゃんです。

 まだ少し緊張していますが、病院の環境にもだいぶ慣れてきました。

 チヒロちゃんは元気で食欲もあるのですが、心雑音が聞こえます。以前からお薬を飲んでいたので今回改めて心臓の検査を行いました。

 心臓の検査というとすぐにレントゲンや超音波と考えがちですが、一番最初に行う重要な検査は身体検査です。 聴診をしたり、体を触って脈や血液循環の様子を確認します。 身体検査は軽く見られがちですが、次に行うレントゲン検査や超音波検査と同様に非常に大切な検査です。

 次にレントゲン検査を行います。

レントゲンでは心臓の大きさや形以外に肺の様子や血管の評価を行います。

 チヒロの場合は心拡大が認められました。

 続いて超音波検査を行います。


 この緑の部分が血液が逆流したことにより生じた血液の乱流が生じている部分です。

  これは心臓の収縮力や心筋の厚みなどを測定している画面です。

 超音波検査では血液の流速も測定できます。

 写真は省略しますがここに載せた以外にも様々な項目を測定することが出来ます。

 検査の結果、チヒロは僧帽弁閉鎖不全症という病気であることが確認できました。この病気は残念ながらお薬を飲んでも治すことは出来ません。手術をすることで今よりいい状態に回復させることは出来ますが手術のリスクも有り、今の投薬治療で心臓の状態が安定していることからチヒロはお薬を続けることにしました。

 僧帽弁閉鎖不全症は小型犬に非常に多い病気で、通常は生涯に渡る治療が必要となります。チヒロのように心雑音以外に異常が見られない場合は病院で聴診をしないとこの病気に気づくことが出来ません。 中高齢のワンちゃんは聴診だけでも定期的に病院でチェックすることをおすすめします。


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病院名は院長が初めて飼った犬で、獣医を志すきっかけともなったジョン君から名前をもらいました。 純粋に動物のことが好きで獣医に憧れた初心を忘れず、動物と飼主様が共に幸せに過ごしていけるお手伝いをしていきたいと考えております。

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