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犬の診療

ワクチンやフィラリア・ノミ・ダニなどに対する予防医療や避妊・去勢手術から皮膚科、軟部外科、一般内科、腫瘍科、循環器科、歯科・口腔外科など幅広い病気に対応します。

ここでは、ワンちゃんに多く見られる病気を紹介します。

感染症

寄生虫
寄生虫に対するお薬は注射、スポット剤、経口薬(チュアブルや錠剤)などが有り、効能も一つの病気しか予防できないものから数多くの病気に対応したものまで多くの種類が存在します。それぞれメリット、デメリットがありますのでその子に合った製品をご紹介します。
フィラリア
外部寄生虫
内部寄生虫

皮膚科

犬アトピー性皮膚炎
食物アレルギー
ノミアレルギー
疥癬

軟部外科

避妊手術
去勢手術
胃切開、腸切開、腸管吻合
子宮蓄膿症
膀胱結石
外鼻腔拡張、軟口蓋切除

一般内科

急性胃腸炎
急性膵炎
慢性腎臓病
急性腎不全
膀胱炎
慢性肝炎
急性肝炎

腫瘍科

リンパ腫
乳腺腫瘍
肥満細胞腫
犬の皮膚にできる悪性腫瘍の中で特に発生率が高く、皮膚の悪性腫瘍の15~20%を占めると言われています。人での発生は極めて稀で、悪性度も高くないためあまり知られていませんが、犬にとっては時に命を脅かすこともある恐ろしい腫瘍です。
肥満細胞腫という名前から太っている子に多いと思われる方も多いですが、これは多数の顆粒を含んで太ったように見える細胞(肥満細胞)の腫瘍という意味で、ワンちゃんの体型とは関係ありません。

肥満細胞腫は他の悪性腫瘍と同じように中高齢のワンちゃんで多く見られます。 肥満細胞腫のリスクが特に高い犬種としてはパグ、ボクサー、ビーグル、レトリバーなどが報告されています。 腫瘍は1ヶ所だけのこともありますが、10~15%のワンちゃんでは多発性に発生し、特にパグは多発性に生じることが多いと言われています。
皮膚以外にも胃や腸、肝臓、脾臓など内蔵に肥満細胞腫が発生することもあります。
肥満細胞腫は見ただけでは診断できません。 この写真のようにただの”イボ”(医学的にはイボというのは不適切ですが・・・)のように見えるものや、脂肪の塊のようなものもあります。 

初期ではほとんど症状はありませんが、進行すると腫瘍が崩れてきて出血したり、周囲の広い範囲が赤くなったりする他に嘔吐など全身に影響が出てくることもあります。
肥満細胞腫と良性の皮膚のしこりとを区別するために、細い注射針を腫瘍に刺して腫瘍細胞を採取する細胞診という検査を行います。
例外はありますが多くの肥満細胞腫の症例で写真のように多数の顆粒を含んだ肥満細胞が認められるため、診断するのは比較的簡単な腫瘍です。
細胞診の他に血液検査やレントゲン検査、超音波検査などで転移の有無や全身状態の評価も行います。
肥満細胞腫は抗がん剤や放射線による治療も有効ですが、転移をしていない段階でワンちゃんが手術に耐えられる状態であれば手術で摘出する方法が最も推奨される治療法です。 また、これらの治療を単独で行うのではなく、複数の方法を組み合わせて治療する場合もあります。
ただし、治療法に関してはワンちゃんの状態の他にご家族の治療にに対する考え方、時間的制約(通院回数や頻度etc)、費用の問題など様々な点を考慮してその子に適した治療法を考える必要があります。
血管肉腫
軟部組織肉腫

呼吸・循環器科

弁膜症、僧帽弁閉鎖不全
拡張型心筋症
肺高血圧症
短頭種気道症候群
短頭種気道症候群とはブルドッグやパグ、シーズー、ペキニーズなど鼻ぺちゃのワンちゃんに見られる呼吸の異常を起こす複数の病気の総称です。 また、一般的にはあまり知られていませんがキャバリア・キングチャールズ・スパニエルやチワワなども短頭種に分類される犬種なので、呼吸が苦しそうな場合はこの短頭種気道症候群を疑う必要があります。

短頭種気道症候群は外鼻腔狭窄、軟口蓋過長、喉頭虚脱など複数の異常からなる遺伝性の疾患です。
症状は呼吸時(特に吸う時)のガーガーという喘鳴音、いびき、咳などの比較的軽い症状から重症化すると誤嚥性肺炎や失神など命に関わる重い症状を呈する場合もあります。

また、嘔吐や下痢などの消化器症状も比較的多く認められます。
この病気は遺伝性の疾患なので症状は子犬の頃から認められますが、通常は若いうちは比較的軽症で年を重ねていくとともに重症化していきます。
犬種や症状、身体検査などから短頭種気道症候群であるということを診断することはほぼ可能ですが、重症度の評価や治療法を決めるためにレントゲン検査、血液検査や内視鏡検査なども行います。

治療するには基本的には外科療法(手術)が必要となりますが、状態を安定化させるための内科療法も併せて行います。

できることなら手術をしないで治してあげたいと思いますが、残念ながら短頭種気道症候群を内科療法で治すことはできません。また、若いうちに手術するほうが治療成績も良いので短頭種気道症候群と診断されたらなるべく早い段階での手術が推奨されます。
気管虚脱

歯科・口腔外科

歯周病
⇒詳しくはこちらの 歯周病 をご覧ください
乳歯遺残
⇒詳しくはこちらの 乳歯遺存 をご覧ください

内分泌内科

副腎皮質機能亢進症
糖尿病
甲状腺機能低下症
副腎皮質機能低下症

整形、リハビリテーション

関節炎
門脈体循環シャント
稀に後天的にも生じますが多くは小型犬に多く見られる先天的な血管の異常です。
発育不良や消化器症状などが見られ、血液検査では主に肝臓に関連する項目に異常が認めらまれます。
確定診断には血管造影やCT検査が必要なこともあります。 早期であれば手術で治療することができますが、発見が遅れると手術ができなくなることもあるので早期発見が大切な病気です。
動脈管開存症
変形性関節症
変形性関節症と聞くと難しい病気のように感じますが、一言で言ってしまえば人間の腰痛や膝の痛みと同じです。この記事を読んでいる方も関節の痛みに苦しんでいる方もいらっしゃる方がいるかも知れませんが、ワンちゃんも同じように関節に痛みを感じている場合があります。
ある論文では高齢のワンちゃんの50%以上で変形性関節症を起こしていると発表されています。
最もわかりやすい症状は跛行(はこう)、すなわちびっこです。他には散歩や遊びに行きたがらなくなったり、つまずくなど、行動の変化も見られます。 更に筋力低下、関節の腫れ、性格の変化、睡眠サイクルの乱れなどもおこってきます。
これらの症状は単純に年をとっただけと考えられて見過ごされがちですが、変形性関節症という「病気」の症状です。
変形性関節症の原因は大きく原発性と二次性に分類されます。原発性の変形性関節症は主に加齢に伴って生じるもので二次性の変形性関節症は怪我や靭帯の損傷などの結果として生じます。
多くの高齢のワンちゃんの関節に生じているのは原発性の変形性関節症です。
変形性関節症になるとその重症度にもよりますが、様々な症状が認められるようになります。
上で述べたような症状が認められる場合は病院で詳しく検査して診断を進めます。
まずはワンちゃんの歩き方を観察したり、身体検査を行って、どこの関節が悪いのか評価します。
続いてレントゲンの検査を行って診断をつけることになりますが、レントゲン検査だけでは初期の変形性関節症や変形性関節症と症状が似ている他の病気とは区別できない場合もあります。
その時は血液検査、超音波検査、関節液検査、関節鏡検査、CT検査、MRI検査などを行うこともあります。

変形性関節症は人間の腰痛と同じでこうすれば治るというような治療法は存在しません。多くの治療法が推奨されていますが、その子の重症度、性格、経済的な問題などを考慮して治療プランを立てていきます。

年をとって動かなくなっただけだと思っていた子が治療をすることで以前のように元気に遊べるようになる場合もありますので、高齢のワンちゃんの関節に関して気になることがありましたら早めに動物病院までご相談いただければと思います。

ジョン動物病院では投薬治療、理学療法、サプリメント、生活指導を組み合わせた治療を行いますが、さらに特殊な設備が必要な治療法に関しましては専門病院と協力しながら治療を進めていきます。

その他

熱中症
ワンちゃんは人間よりも暑さに弱い生き物です。 文献上の熱中症の死亡率は25~50%と報告されており、非常に死亡率の高い危険な病気です。ワンちゃんは自分でエアコンのスイッチを入れることも出来ないので暖かくなってきたら人間が注意して熱中症を予防してあげて下さい。
この動画は海外の獣医師が炎天下の車の中において置かれたらどうなるのかを体を張って撮影したものです。
たとえ短時間でもエンジンを切った車にワンちゃんを残しておくことは絶対に避けてください。

熱中症は主に高温環境におかれることが原因となります。
また、ブルドッグ、ボストンテリア、シーズーなどのいわゆる短頭種と言われる犬種は熱中症のリスクが高いことが知られています。短頭種でなくても肥満、高齢、豊富なアンダーコートを持つ動物や、呼吸器や循環器疾患ホルモン疾患を抱える動物も熱中症のリスクが高まります。 他には拾い食いの防止などで口輪を付けて散歩する場合は口からの体温調節ができなくなるので熱中症になりやすくなることが知られています。
軽症であれば少し元気がなかったり、呼吸が荒くなる程度ですが、症状が進むに連れて嘔吐や下痢などの消化器症状、発作や昏睡などの神経症状、低血圧などの循環器症状が見られるようになってきます。
また、見た目では判断できませんが、腎臓や肝臓にも負担がかかるため、急性腎不全、急性肝障害も起こってくるため、時間が立ってから症状が現れることもあります。
早期に治療を行うことが出来ない場合は、最終的に多臓器不全、全身の血液の流れが悪くなるショック状態に陥り最悪の場合は命を落とすことになります。
最初に述べたように熱中症は死亡率も高い恐ろしい病気です。 また、時間が経ってから内蔵の異常が現れることもあるので少しでも疑わしければ早めに病院を受診するようにして下さい。

予防

フィラリア症
ワンちゃんを飼っている方はもちろん、飼っていない方でも名前を知っているくらい非常に有名な病気です。
しかし優れた予防薬が開発され、みなさんが予防をするようになった近年では動物病院でも見ることは少なくなってきていますが、感染してしまうと命に関わることもある恐ろしい病気です。

では、フィラリア症とはどんな病気なのか説明していきます。
現在はフィラリア症に加えて消化管内の寄生虫やノミ・ダニも同時に駆除できるものも発売されています。
また、お薬のタイプも錠剤、チュアブル(ジャーキータイプ)、スポット剤(背中につけるタイプ)、注射と様々なタイプの予防薬が発売されていますが、どれを使ってもほぼ100%フィラリア症を予防することが出来るのでその子にとって使いやすいお薬を使用していただければ大丈夫です。

続いてフィラリアの予防期間についてお話します。
繰り返しになりますがフィラリアは蚊によって感染するので予防期間も蚊が出ている時期になります。フィラリアの予防期間はHDU(Heartworm Development heat Unit)と呼ばれる方法を計算することで算出しますが、簡単に言うと蚊が出始めた1ヶ月以内から、蚊がいなくなった1ヶ月後までの期間になります。この1ヶ月後の最後の投薬が非常に大事になりますので必ず最後まで飲ませ切るように注意して下さい。

ジョン動物病院がある町田市では遅くとも5月の上旬までには予防を始め、12月まで続けるようにして下さい。